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超わかりやすいコーディネーション運動〜リズム編〜

 

 

 リズム能力とは?

相手の動きを真似したり、脳内イメージを体で表現する為の能力です!

リズム能力も他の能力と同じく生活やスポーツをするのに欠かせない運動です。

 

リズム能力を使う場面

生活編

生活の中でもリズム能力は度々使われています。

歩く動作の中にもリズム能力が使われていて、スムーズに歩いたり走ったりできるのもこのリズム能力のおかげだと言えます。(連結能力も大きく関係しています。)

人同士の会話の場面でもリズム能力が使われています。

会話には心地の良いテンポが存在し、そのテンポを繰り返して人は会話を楽しみます😊

なんか会話が弾まないなぁと感じるときは、会話のテンポが上手くいっていない時がほとんどです。

リズム能力を鍛えることで、コミュニケーション能力の向上も見込めるということです!!

スポーツ編

例えば、野球の場合、投げる、打つ、捕るの全ての動作にリズム能力が必要になります。

バッターの場合、1(構え)2(バックスイング)3(フォロースルー)の3つのリズムがあり、この3のリズムと向かってくる球がピッタリ一致した時に打球は前に飛んでいきます。 

1つでもリズムが狂うと上手くヒッティングできないです😱

このようにスポーツの上達にはリズム能力が密接に関係しています。

実際にプロ野球のウォーミングアップにもリズム能力のコーディネーション運動が取り入れられています⚾️

 

リズム能力の鍛え方

音楽の拍に合わせてジャンプができる場合

音楽のテンポつまり拍に合わせてジャンプや足踏みができる場合は、一本の線の上を様々なステップで進んで行くトレーニング方法があります。

YouTubeなどで、「リズム スラッツ」と検索すれば出てきます。

〜トレーニング方法〜

まず一本の線(3〜5m程度)を用意します。(砂に書いた線や紐など何でも大丈夫です)

最初は両足を開いて線をまたぎ、ジャンプしながら前に進みます。その後、足の形を変えたりしながら様々なステップで同様の動作を行ってください。この時に色々な音楽をかけてその音楽に合わせて進むとリズム能力のトレーニングになります。

ADHDを持つ子どもに提供する場合、まずは早いリズムから取り組みましょう。ADHDは自分に抑制をかけるのが難しいため、ゆっくりのリズムを苦手とする子が多いです。

音楽のテンポや拍が掴めない場合

まず、そもそもリズムが掴めない。という方の場合は、音楽のふしづくりから入りましょう。遊び感覚でリズム感を鍛えてあげるトレーニング方法もあります。

〜トレーニング方法〜

まずは、動物の鳴き声に合わせて、手を叩きます。

猫であれば「ニャーニャー」なのでそれに合わせて2回手を叩きます。(タンタン)

カエルの場合「ケロケロ」なので4回叩きます。(タンタンタンタン)

象の場合は「パオーン」という音に合わせて3回叩きます。(タンターンタン)

これをリトミックと呼んだりもします。音楽のテンポが掴めない人はまず、この手遊びから始めてみると良いですよ😊

まとめ

・リズム能力はコミュニケーション能力を高めるのにも必要な能力

・どのスポーツもリズム能力を高めると競技力の向上につながる

ADHDの子どもはゆっくりのテンポが難しい

・音楽の拍が掴めない人はリトミックから始める

 

リズム能力が身につくと動くことが本当に楽しくなります。

運動が苦手な子はぜひリトミックから取り組んでみるといいと思います😊

 

 

次回は変換能力についてお話ししていきます!

それでは本日もありがとうございました。次回もお楽しみに!!