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礼育

療育・教育・子育てについて

発達障害支援の研修に行ってきました

こんばんは😊先日、発達障害の支援についての研修に参加してきました。講義内容はかなり質の高いもので毎回とても有意義な時間になっています。学んできたことをいつも通り簡単に紹介しますね。

コーディネーション能力

まず1つ目の内容は私のブログでも以前紹介したコーディネーション能力について。コーディネーション運動の大切さが改めてわかる内容でした🏃‍♂️特にワーキングメモリの能力と大きく関連していることがピックアップされていました。コーディネーション能力を鍛えることでワーキングメモリも鍛えることができるんです😳また、ご依頼があればこの部分についても詳しく説明していこうかと思っています。

コーディネーション運動のポイント

  • 変化のある繰り返しが大切
  • 左右、前後、上下の負荷が同じになるようにする(片方だけ使わせない)
  • 考えながら活動できる運動(これ大切です)

生活に必要な84の動き

コーディネーション能力については7つの能力を紹介しましたが、それをさらに細分化した84の動きというものが生活に必要な能力です。ここでは紹介しきれませんが、いずれ少しずつ説明していければと思っています。「姿勢の変化」「上下や回避動作」「荷重動作」などがあります。

感覚統合について

自分の体を認識して適応力をつけるのに必要なのが感覚統合です。「ボディイメージを持たせる」という表現をすることもあります。適応力とは「その場の状況にあった行動をすること」です。適応力を身に付けるのが特に難しいのが自閉症の人で、映画館や電車内で大きな声を出してしまったりする場面をよく見かけます。空気が読めていないのです。ADHDの子どもは場の空気は読めているのに体が動いてしまいます。

非言語コミュニケーションについて

人間同士のコミュニケーションの内の65%を占める非言語コミュニケーション。さらに65%の内の55%は顔の表情が関係しているんです。非言語コミュニケーションについても過去記事で紹介していますので、見ていただけると嬉しいです😊

 

raysernews.hatenablog.com

 特別支援教育に足りていないもの

世の中の特別支援学級や特別支援学校の先生の多くに足りていないものは、障害についての知識ではありません。基本的な教育技術の勉強です。なんとなくこうしよう、ああしようではなく、しっかりとした根拠のある教育技術と愛情が必要なのです。知識などは後からでもいくらでも習得できます。まずは教育の技術を習得しなければ何も始まりません。そして最も大切なことは「子どもの一生懸命な姿」を美しいと感じられる感性を持っているかどうかです。もし、この感性が欠けていると感じるのであれば指導者には向いていないです。

集団形成について

最後は集団形成についてです。人は集団の中で生きています。そのため子どもたちには集団の中で生きる術を身につけさせてあげなければなりません。そこで最も大切になってくるのが指導者の集団統率力です。集団を統率できる指導者がいて、初めて子どもに集団の中で生きる方法を教えられるのです。

今回の研修で学んだこと

全てざっくりとした説明にはなりましたが、大事なポイント伝えられました。今回の研修で最も重要だと感じた部分は「特別支援教育に足りていないもの」 でした。もしもこの中で詳しく知りたい内容があればぜひコメントいただければと思います。