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ADHDとアスペルガー〜2年生の男の子〜

こんばんは😊今日はADHDアスペルガー症候群を併せ持つ2年生の男の子のお話です。

Oくん

OくんはADHDの中でも特に多動・衝動性が強く出ている2年生の男の子です。

問題とされている行動

「席に座っていられない」「順番を守れない」「指摘されるのが苦手」というのがOくんの問題とされている行動です。集団療育の中で、構造化されているシステムもOくんには中々定着しません。

列に並べない待てない

今日は運動の授業で列に並べず、順番を待てない場面がありました。みんなが順番に前転をしている中、Oくんだけは順番を抜かしまくり😳もちろん「列に並ぼうね!」と言ったところで聞こえていません。

何ができているのか?

私が療育をするとき意識していることの基本中の基本です。まず、その子は何ができているのかを探します。Oくんの場合、順番は待てないけど私が出した指示でしっかりと聞けている項目がありました。「次は3回前転をします」と言うと、4回5回としてしまう子もいる中で、Oくんはしっかりと3回を守っていました。

できていることを見逃さない

できていることは絶対に見逃してはいけません。私はすかさず「Oくん!すごいね!しっかり先生の話聞けてるやん!」と褒めました。するとOくんはとても嬉しそうな顔をします。さらに間髪入れずに「次は順番が待てたらもっといいよ!」と声をかけます。

褒めたあとは指示が入りやすい

Oくんはその後からずっと順番を守ることができていました。褒めてから指示を入れる。これはADHDを支援する際の基本中の基本とも言えるかもしれませんが、意外と出来ていないことが多いです。毎回意識して行うことで、子どもに指示が通りやすくなり、より効率的に子どもの能力を伸ばしてあげることが出来ます😊

興奮状態では指示が入りません

興奮状態で注意をしても、まず聞いていないことが多いです。ADHDの場合、日常の大半の時間を興奮状態で過ごしている子どもいるので、いきなり指摘の言葉から入ることはおすすめ出来ません。まずは出来ていることを大袈裟なくらいに褒めて注意をこちらに向かせます。少し動きが止まったところにすかさず指示を入れると指示が通りやすくなりますよ😊もしよかったら参考にしてみてくださいね!