誰も知らない補助倒立のコツ
こんばんは!今回の内容は補助倒立の教え方についてです。発達障害に関係なく全ての子どもに共通する内容となります。
補助倒立とは?
補助ありでの倒立です。小学校では組体操などの種目に組み込まれることが多いです。
補助倒立の難しさ
補助倒立は小学校体育の中ではレベルの高い種目です。腕支持感覚に加え、普段は滅多に使うことのない逆さ感覚も必要です。
細分化していく
まずは、補助倒立をパーツごとに分けて細分化します。私は以下のように分けてみました。
- 腕支持
- スタートの格好
- 手の着き方
- 足の振り上げ
腕支持
まずは腕支持の感覚と逆さ感覚を身につけさせます。両手両足を伸ばし、四つん這いの格好にさせてから、片方の足を浮かせます。浮かせた足もピンと伸ばすようにしてください。そして、着いている足でジャンプをします。これが腕支持と逆さ感覚の練習になります。ポイントは以下の通りです。
- 両手は並行に着く
- 浮いている足を伸ばす
- 浮いている足は高く
- 目線は両手の間より少し前
スタートの格好(上半身)
腕支持と逆さ感覚を練習したら次はスタートの格好です。腕を伸ばしてバンザイをします。そして、耳を両腕で挟みます。次に腕を外側に絞ります。(これで手を着いた時、力が入り易くなります。)この時、手の平は外側に向いています。
- 腕はピンと伸ばしておく
- 腕を外側に絞ることで力を入れ易くする
スタートの格好(下半身)
片方の足を一歩分前に出します。腕支持の練習で地面に着いていた方の足を前に出すと良いです。
手の着き方
手は必ず、前足の近くに着きます。この時、手の着く位置を視覚的に示してあげると良いです。(ビニールテープなどがおすすめです)手を着く時は必ず目線を前にすることが大切です。
- 手を着く位置は前足の近く
- 目線は必ず前
ここまできたら、まずはスタートの格好から手の着き方までを通してみてください。ズレや修正点がある場合はこの時点で、修正してあげてください。
足の振り上げ
あとは足を高く上げていくだけです。最初のうちは「ここまで足を上げてね」という印として、大人の人が手を置いて上げるといいです。足が手に届いたら、徐々に高くしていき、ほぼ垂直に上がったところで補助倒立に移ってください。
- 1・2・3のタイミングで手を着くと勢いがつきやすい
- 足を上げる印として、手を置いてあげるといい
- 補助倒立では、足が来るのを待つ(絶対に迎えに行かない)
まとめ
- 補助倒立は細分化して練習する
- 発達障害の子どもには視覚的な目印を着けてあげる
補助倒立の難しいところは、手を着く位置と目線を向ける位置が微妙にズレているところです。手を着く位置をじっと見ていると自然と目線が後ろになってしまいます。手の位置を示す目印はなるべく明るい色で示してあげれるといいと思います。