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起立・礼・着席が廃止!?

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起立・礼・着席は必要か?

SNSで気になる記事を目にしました。学校から「起立・礼・着席」という風習がなくなってきているというものです。これに対してSNS上では賛否両論飛び交っていましたが、ざっくりと目を通した印象は反対意見の方が多かったように思います。

賛成の意見

  • そもそも毎時間の挨拶はいらない
  • 誰かを待つという行為が結果的に授業の始まりを遅くしている
  • 軍隊をイメージさせるからやめた方が良い

反対の意見

  • 日本から礼儀が消えてしまう
  • 休み時間と授業の切り替えには必要
  • 先生に感謝を伝える必要がある

他にも面白い意見が多数ありましたが、大まかにこのような意見が多かったです。

なぜ廃止されたのか?

私が見たメディアでは「軍隊をイメージさせるため、「起立・礼・着席」を廃止する学校が増えてきている」ということが書いてありました。「起立・礼・着席」以外にもチャイムがなくなっている学校もあるようです。

私の意見

私は正直なくていいと思っている派です。学校の場面での「起立・礼・着席」は形式的なものであり、本当に感謝の意がこもった挨拶をしている子どもが少ないと感じるからです。

起立・礼・着席はソーシャルスキル

人が挨拶や感謝を伝える方法には、ソーシャルスキルコミュニケーションスキルの2種類があると私は考えています。ソーシャルスキルというのは形式的なもので、例えば「授業の始まりは必ず起立・礼・着席をする」といったものです。一方コミュニケーションスキルは本当に感謝した時に自然に出る「ありがとう」のことです。

学校はコミュニケーションスキルを磨く最高の場

学校では集団生活が大半を占めています。この集団生活の場で磨かれる能力こそがコミュニケーションスキルだと私は思っています。つまり学校でソーシャルスキルを重要視するよりも人との関わりの中でコミュニケーションスキルを磨く方がよほど大切ではないでしょうか?ソーシャルスキルに関しては家庭で教えることができますが、コミュニケーションスキルは家庭では限界があります。

授業時間は限られている

さらに言えば、学校の授業は時間が限られています。そんな中で、できていない子供を待ったりして、挨拶に何分も時間を取ることは勿体無いと思います。私は朝の会と終わりの会でしっかりと気持ちのこもった挨拶ができていればそれで良いという考えです。

理由があればどちらでもいい

ここまで挨拶がいらない派として書いてきましたが、正直なところ理由があればどちらでもいいと思います。どうしても「起立・礼・着席」がなければいけない理由があればやるべきだと思いますし、明確な理由がなければ必要はないと思います。そんなことよりも学校で学べることの本質はもっと違うところにあると私は考えています。