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これで縄跳びができるようになる!

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 縄跳びに必要な能力

縄跳びは大きく分けて2つの動きが組み合わさっています。この2つの動作を同時にできることが縄跳びを跳ぶための最低条件とも言えます。

①ジャンプ

ただジャンプするだけではなく、両足で跳んで両足で着地できなければいけません。足がずれてしまうと、縄に引っかかる可能性が高くなるためです。さらに、高さも重要です。高すぎても低すぎてもいけません。私が今まで指導してきた経験では、地面から5〜10センチ程度の高さくらいが、一番跳びやすそうでした。

②手の回旋(かいせん)運動

縄を回す動きを回旋運動といいます。縄跳びの場合、肩ではなく肘を回すと縄のリズムを取りやすく、スムーズに跳ぶことができます。縄跳びが連続で跳べない子の原因の1つに肩を大きく回してしまっていることがよくあります。

協応動作

縄跳びは上記の2つの動きを同時に行わなければなりません。このように「〇〇をしながら〇〇をする」ということを協応動作といいます。協応動作ワーキングメモリ を鍛えることでも向上します。

縄跳びが跳べない原因

私が指導してきた中で縄跳びが跳べない原因は多くが協応動作の問題でした。中には単純に両足ジャンプや回旋運動が苦手という子もいましたが、ほとんどが協応動作の問題でした。

原因の見極め方

テンポよくジャンプしながら手を叩く。これを10回連続でできなければ、協応動作に問題を抱えている可能性が高いです。問題なくできる場合は腕の回旋運動に問題がある子が多いです。跳べない原因がわからない場合は、この方法で見極めることができると思います。ジャンプと手を叩くテンポは、縄跳びを跳ぶテンポをイメージしてください。

協応動作の鍛え方

最初はジャンプしてすぐに手を叩くという動きを繰り返してみて、徐々手を叩くタイミングを早くしていきます。慣れてきて、ジャンプ中に空中で手を叩けるようになったら、ひとまず縄跳びに必要な協応動作の能力は問題ないと言えます。

ジャンプしながら回旋運動

上記のことができるようになったら、次はエアー縄跳びです。ジャンプ中に腕を回旋できているかをしっかりと見てあげて下さい。回旋の際、空中で手が下にあり、着地で手が上にあると、ほぼ100%縄跳びが跳べるようになっていると思います。

回旋運動の鍛え方

縄跳びを2本用意してそれぞれの先にオモリをつけます。両手でそれぞれ別の縄跳びを回すことで、回旋運動のみの練習を行うことができます。この時、左右の縄の動きにずれがなくなっていれば、回旋運動の問題はクリアしていると考えて良いです。

縄跳び選びも大切

その子にあった縄選びも大切なポイントです。縄跳びが跳べるようになるまでは、縄にある程度の重さがある、縄タイプの物をお勧めします。前跳びが問題なく出来るようになってきたら、ビニール素材の縄跳びでも問題ないかなと思います。

まとめ

いかがでしたか?縄跳びで最も大切な動きは協応動作と言えます。協応動作は、様々な運動で必要な能力なので、鍛えておくといろんな場面で役に立つはずです。最後まで読んでいただきありがとうございました😊