簡単!わかりやすい!発達障害

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療育・教育・子育てについて

発達障害の視覚優位とは

発達障害の視覚優位とは?

耳から入ってくる情報よりも、目から入る情報の方が処理しやすい、覚えやすい!ということです。発達障害について勉強したり関わったりしていると必ず出てくる言葉なので、覚えておくと良いと思います。

ワーキングメモリの関係

 

視覚優位の子どもはワーキングメモリの中の視空間スケッチパッドが非常に強く働きます。逆に音韻ループは非常に弱い傾向があります。ワーキングメモリについては以下の記事で詳しく説明しています。
raysernews.hatenablog.com

 言葉による指示 

視覚優位の子に言葉による指示は効果的だと思いますか?答えはNOです😔全く無いわけではありませんが、視覚優位の子に言葉による指示を理解させるにはテクニックが必要になります。

視覚による指示

視覚優位の子への指示は、絵や文字が書いたカードの使用をお勧めします。例えば「何時に起きて何時に学校に行くんだよ!」と伝えたいた時は、ご家庭に一日の時間割表を作ります。そうすると、目に見えて予定がわかるので言葉で伝えるよりもスムーズに動くようになります。さらに付け加えると終わった活動(朝ごはん等)は見えないようにするなどの工夫も効果的です。このような支援のことを視覚支援と呼んだりします。

まとめ

・視覚優位の子どもへの言葉の指示は通りにくい

・視覚優位の子どもには視覚支援が効果的

おまけ(言葉の指示のテクニック)

視覚優位の子に言葉の指示を出すテクニックですが、短く端的に説明するということです。それに加えて身振り手振りをしてあげるのも良いと思います。しかし、聴覚優位の子がいる場合に身振り手振りを加えると視覚情報の処理が追いつかなくなるので注意してくださいね。