たったこれだけ?子どもが自分で学び始める!
自ら学ぶとは?
もっとできるようになりたい。そのためにはどうしたらできるようになるのか?と考えるのが自ら学ぶ力です。自己肯定感が低い子どもほど、自ら学ぶ力も弱く、どうせ自分は何をやってもできないと思い込んでしまいます。
なぜチャレンジしないのか
それは、過去の失敗体験が大きく関係しています。発達障害の子どもの場合、本人が頑張っているつもりでも周りからは認められないという体験が失敗体験の大半を占めています。
自ら学ぶ力を身につける
自己肯定感の低い子どもに自ら学ぶ力を身につけさせるには、次の4つのステップが必要です。
達成感
まずは、どんな小さなことでもいいので達成感を味合わせることです。子どもが「できた!」と感じる瞬間が自ら学ぶ力の第一歩です。
興味やきっかけ
達成感を十分に感じたら、子どもはもっと達成感を欲します。そうなると、色々なことに興味を持ち始めるでしょう。例えば、跳び箱の場合、1段2段3段と跳べたら、次は4段が跳びたくなりますよね。それと同じ状況を作れば良いのです。今よりも少しだけ難しい課題を示すことがポイントです。
自分が好きになる
そうして色々なことにチャレンジしていくうちに、努力している自分や楽しんでいる自分を好きになってきます。これが自己肯定感が高まるということです。
自ら学ぶ力
自己肯定感が高まったら、さらに高みを求めるようになります。今まではできるようになりたいという感情だけが働いていましたが、ここからはどうしたらできるようになるのか?を考え始めます。最初のうちは指導者が助言してあげて、徐々に助言を減らしていくことで、自己解決力が身につき自ら学ぶということができるようになります。
大切なこと
一番大切なことは、最初のステップにあります。最初の達成感は指導者が意図的に子どもに提供しなければなりません。つまり、できるようにさせることが重要です。チャレンジする授業ではなく、できるようになる授業の提供が必要なのです。