超わかりやすいコーディネーション運動〜変換編〜
変換能力とは?
状況に合わせて素早く動作を切り換える能力です。
動きを変換することがポイントなので、反応能力とは区別します。
反応能力と変換能力は混合しがちなのですが、厳密には違います。
反応能力と変換能力の違い
とても混合しやすい反応能力と変換能力ですが、違いをできるだけわかりやすく説明します。
反応能力は名前を呼ばれて「はい!」と返事をするイメージ
変換能力は質問をされて瞬時に質問に対する正しい答えを出すイメージ
これ以上にわかりやすい説明ができる方、ぜひお願いします。笑
変換能力を使う場面
生活編
例えば、車を運転していて同乗者に道案内をしてもらっているとします。
その時に、「あっそこを右!」と言われて、瞬時に曲がらなければいけない場面などに変換能力が使われます。
定位能力と合わせて使われる場面もあります。前から人が歩いてきて避ける時などは定位能力と変換能力を同時に使用しています。
スポーツ編
スポーツの場面では、常に変換能力が必要です。
サッカーであれば守備と攻撃が入れ替わる時やドリブルで相手を抜いたりするときに、野球であれば牽制球を投げられた時に、素早く戻れるかなどです。
補足
あらかじめどこで動きが変わるかを予測できる、陸上のハードル走などは変換能力ではなく、連結能力が使われています。
変換能力の鍛え方
まずはスタートとゴールの位置を決めます。トレーニング者の体力に応じて距離を変えてください。1周目は普通にダッシュします。次に指導者の指の本数に応じての行動を決めます。(1本ならダッシュ2本ならバック走など)2周目以降トレーニング者はその指の合図を見ながら走法を判断します。スタートからゴールの間までに何回も指の合図を変えてあげるとより負荷が高まります!
まとめ
変換能力と反応能力は厳密に違いがある
変換能力は予期せぬ事態に正しく応じる能力
1つの場面で何回も動きを変換するトレーニングが効果的
本日もありがとうございました。
次回はバランス能力についてお話ししていきます。
お楽しみに!!