簡単!わかりやすい!発達障害

礼育

療育・教育・子育てについて

ABA(応用行動分析)でこんなに変わる!わかりやすく解説。

 

ABAとは?

発達障害児の行動を観察し、その子にあった環境を整えてあげたり関わり方を見つけて、良い行いを意図的に増やしていくという考え方です。結果的に問題行動が減ることにも繋がります😊applied(応用)behavior(行動)analysis(分析)の略です。

良い行いを増やすには?

良い行いを増やすには、すかさずに褒めることが大切です。細かな成功体験の積み重ねが結果として素晴らしい行動に繋がります。褒めるポイントは、「できた」「できない」ではなく、やろうとしたかどうか!

お手伝いをしてくれたけど。

お皿洗いをしてくれている子がお皿を割ってしまいました😢あなたならどんな声をかけますか?ABAの観点から見た正しい声かけは、「お皿洗おうとしてくれたんだね!偉いね!ありがとう!」です。まずは、やろうとしたその意欲を強く褒めてあげてください。お皿を割った記憶よりも、お手伝いをしようとして褒められた!という記憶を強く残してあげます。ここでお皿を割った記憶が強く残ってしまうと、お皿洗い=失敗体験というイメージが脳内に強く残ってしまいます。その結果お皿洗いはしたくない!となってしまうのです。

ミスが続かないようにするために

だからと言って、毎回お皿を割られても困りますよね😅そんなときは、お皿を割ってしまった時の正しい対処法や、次からお皿を割らないように気をつけるポイントなどを明るく説明してあげてください。声かけの順番として、1、やろうとしたことを褒める2、お皿を割ってしまった時はどうするのか、割らないように次から気をつけるポイント3、再度やろうとしていたことを褒めるという順番がいいかと思います。子どもは1つの場面の一番最後の記憶が強く残りやすいので、最後はもう一度褒めて終わるとより良いかと思います。

問題行動を減らす方法

問題行動を減らすには、スルー(無視)が一番良いとされています。自傷行為や他害行為以外の問題行動は基本スルーしてあげると、徐々になくなっていきます。その問題行動が望ましい行動に変わった時、すかさず褒めてあげることも大切です。

自分の思い通りにいかない!

発達障害のある子は自分の気持ちを言葉に表現したりするのが苦手です。そのため、嫌なことや気に入らないことがあった時に唯一表現できる方法が癇癪(かんしゃく)なのです。大抵の場合は癇癪が起こると落ち着かせようとして、なだめたりしてしまうのですが、ABAの観点から見ると、完全に無視してあげることで癇癪を減らすことができます。落ち着いてきたら、まず自分で抑えられたことを褒めてあげるといいでしょう。問題行動はスルーして減らします!

𠮟らなければいけない場面

基本的に問題行動(暴言なども)はスルーしていて問題ありませんが、物を破壊したり、人に外傷を負わせた場合はその場でしっかりと叱ってあげなければいけません。あとではなくその場で叱ることが大切です。

まとめ

  • ABAはまず子どもの行動をよく見るところから
  • 増やしたい行動はすかさず褒める!
  • 減らしたい行動はスルーする

正しく関わることで発達障害の子どもはぐんぐん伸びます!